なんというKY
どっちが勝ったのかなあと思ってニュースを探していたら、
結果より先にこっちの記事にたどり着きました。
対局中の羽生名人に記者がサイン求める 厳重注意 (産経新聞)
ハァ?
なにそれ。
ありえなさすぎにもほどがあります。
で、これがまたキャリアの浅い記者とかだったらともかく、
75歳のベテラン記者っていうんだから、余計にありえない。
しかもこのやりとりの終始が、中継中のNHK BSの映像に載っちゃったもんだからさあ大変。
一部では祭りになっているようですね。
↓これが問題のそのシーン。
【ニコニコ動画】【非常識】名人戦の最中にサインをおねだりしてみた
これは吹いた。
このおっさん、なんでこの場面でこんなに朗らかにサインをねだっているんだ(笑)。
サイン欲しけりゃ、前夜祭のときとかいくらでもチャンスはあったでしょう。
それにしてもこんな場面ですら断らずに気軽にサインをする羽生名人もすごいし、
郷田九段もどう対処していいかわからないのでそりゃ水も飲んで落ち着きたくなるでしょうし、
隣の記録係も笑いをこらえるのに下を向きっぱなしにもなるわ(笑)。
とりあえず、この場面を切り替えずに終始撮り続けたNHK、GJ!
最後に一瞬だけ映る大盤解説の場面でアナウンサーは必死でフォローをしていますが、
木村八段の凍り付いている顔がいい味を出していますし、すべてを物語っています。
この続き、どういう展開になっていったのかがまた気になります。
それに、この記者のいいわけもまたすごい。
郷田さんの手番だと思っていた。
いや、そういう問題じゃありませんから。
羽生名人は自分の手番じゃなかったら何も考えず休憩しているとでも思っているのでしょうか?
そんなわけないでしょ、ってのはベテランの記者ならよく分かっているはずなのに。
だいたいこの言い訳からして、どっちの対局者にも(特に郷田九段に)失礼でしょ。
本当ならこの記者は今後出入り禁止にされてもおかしくは無いでしょうが、
将棋連盟にとってもスポンサーの記者なのでそんなに強くも出られず、
結局厳重注意で終了ってところなんでしょうね。