歯ァ?
女性をインプラント手術中に、ドリルであごの骨を貫通したうえ、動脈を巻き込んで切断して大量出血を招いて窒息させ、翌23日、搬送先の病院で、低酸素脳症や多臓器不全で死亡させたなどとしている。文章を読んだだけでゾクゾクッとする話ですね。
そりゃ、手術というのはリスクも付き物なのは分かりますが、
そのリスクが死亡につながるってなったら話は別だと思います。
それも歯の治療で死に至るなんてちょっと想像もつきません。
で、これ。
歯科医は「自分としてはミスはなかった」と容疑を否認。女性の動脈をドリルで傷つけたことは認めているが、「当時は、手術した位置に動脈があるとは知らなかった」などと供述しているという。じゃあ、ミスがなかったのになぜ死んだんですかって話ですね。
歯科医は「約30年間で計3万本の症例を経験した」などと説明。国内のインプラント手術の先駆者として知られていたといい、(以下略)って、そんなこと知らんがなとしか言いようがありません。
なんかこの言い方だと、
「3万本も治療しているんだから1人や2人くらい死亡者が出ることもあるわい!
そんなんミスにも入らんわい、ガタガタ抜かすな!」
とでも言いたげに見えます。
「当時は、手術した位置に動脈があるとは知らなかった」
仮にそうだとして、だとすれば、事前に患者さんに知らせておかなければなりませんね。
「治療の際は細心の注意を払って治療しますが万が一動脈を傷つけることがあり、
場合によっては死に至ることがありますが、それでも治療されますか?」
って。
まあ、こう聞かされたら多くの人は治療をやめることになるでしょうけど。
とにもかくにも、歯の治療で死に至らしているのに、
「ミスがなかった」っていう神経がちょっと分からないです。