サザエさん40周年スペシャルより
昨日のサザエさん40周年スペシャルは、
放送当初(昭和45年頃)のアニメや40年の変遷を見たさに見ていて、
その続きで、それほど期待せずにドラマを見ていたのですが、
想像していたより面白くて、結果、最後まで見てしまいました。
アニメの実写版は、基本的にはムリのある設定でコケることが多いのですが
(どこぞのこ○亀とかどこぞの小○女○ーラとか)、
サザエさんの場合はもともとが日常生活ベースの話なのでさほど違和感なく入れるうえに、
今回のキャストがおおむねアニメの雰囲気を壊さずに演じていたので、素直に楽しめました。
また、BGMだけでなく、玄関を開ける音やタラちゃんの足音の効果音まで
アニメのものを使っていたのにも笑いました。
それにしても、観月ありさが想像以上にハマリ役だったのには驚きました。
動作だけでなく、声までサザエさんに似ていましたし。
「ナースのお仕事」みたいな、明るくておっちょこちょいなキャラを演じさせたら
ほんと上手い人だなーと思いました。
鶴ちゃんの波平はちょっとふざけ要素多すぎかなとも思いましたが、
あれはあれでアリなような気もしますし、
3人の子供もそれぞれがいい味を出していました。
「ちびまる子ちゃん」の実写版のときにも思いましたが、
フジテレビは、アニメの実写版を作らせたら結構いいものを作りますね。
長年放送しているノウハウを上手く盛り込めているように思います。
個人的にちょっとショックだったのが、竹下景子がフネを演じていたこと。
サザエ同様、フネそのまんまの演技はさすがだったのですが、
もうお婆さん役を演じる年齢になってしまったんですね。
私の中ではいまだにクイズダービーのイメージですので(笑)。
でもよく考えたら、フネの設定年齢より竹下さんのほうが年上なんですよね・・・
と考えると、年月の流れの早さに驚いてしまいます。
で、実写版サザエさんは十分楽しめましたが、
2時間半のサザエさんスペシャルで一番笑ったというかツボにはまったのは・・・
最初に書いた、放送当初のアニメの、サザエさん一家が大阪万博に行くという話の中で、
ジェットコースターに乗っていたサザエさん。
ジェットコースターから降りて一言。
「まるで急降下爆撃だわ」
今のアニメでは絶対に表現できない発言でしょう。
と思ったけど、再放送であえてこのシーンを使ったってことは、特に問題ではないのか?
もっとひどい言葉を使っていたら「ピー音」が入るでしょうし、
そもそもそんな話をチョイスしないでしょうし。
考えれば考えるほど、ナゾだ・・・