本当にトンデモナイことなのか・・・?
この記事を読んだだけでは、とても「トンデモ教師」とは思えません。
こういう展開になる経緯があんまり書かれていないので、以下は推測になります。
男児が授業中に歩き回ったり、私語をしたりして落ち着きがないため多分その子に何度注意しても言うことを聞かなかった。
その件を親に伝えても一向に改善しようとしなかった。
この問題の子のせいで他の子の勉強までさまたげられて、その親から苦情が来る。
業を煮やした先生は、苦肉の策としてこういう手段に出た・・・
おそらくこの先生もこんなことはしたくなかったでしょう。
ただでさえ教師(=公務員)に対する風当たりが強い中で。
クラスで用紙を配り、男児について「嫌いなところや好きなところを書きなさい」と指示。本当の「トンデモ教師」なら、「嫌いなところ」だけを書かせると思いますが、
この先生はちゃんと「好きなところ」も書かせているだけに、
単なる悪意やいじめの類で書かせたのではないということが読み取れます。
それなのに、わざわざ見出しに「トンデモ教師」と付けた
産経新聞には何かしらの悪意を感じてしまいました(※1)。
どうもマスコミは、教師が何か目に付くことをすれば
叩けばいいやと軽く思っている節があるように見受けられます。
そんなのだから「この親にしてこの子あり」みたいな親が増殖するんでしょうね・・・
で、この問題児の親御さん。
お宅の息子さんのせいで授業が成り立っていないんだろ?
そのことを棚に上げて「個人攻撃だ」と文句をつけに行くんだったら
その前にまずは自分の子を叱れよ。先生に謝れよ。
これで、この先生だけが処分されて、児童とその親は何も変わらないとなると、
そんな世の中は間違っているとしか思えません。
(※1)
こういうのは「トンデモ教師」と切り捨ててもいいと思います。
教諭が「おバカ」と背中に張り紙!児童は不登校に (iza)